第46回・2023年

46A094|第46回 救急救命士国家試験 過去問

肝硬変において門脈圧亢進による症候はどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解2

正答

2.痔核

この問題のポイント

肝硬変で門脈圧亢進による症候は痔核なので、答えは2です。門脈の圧が上がると血液が迂回路(側副血行路)に流れ、直腸の静脈が膨らむからです。

解説

肝硬変の症候は2つに分けられます。肝細胞の機能低下によるもの(黄疸・出血傾向・女性化乳房・クモ状血管腫)と、門脈圧亢進によるものです。肝硬変では肝内の血流抵抗が増し、門脈(腸から肝臓へ向かう静脈)の圧が上がります。血液は側副血行路を通って体循環へ流れ、食道静脈瘤、痔核、腹壁静脈怒張(メデューサの頭)、脾腫が生じます。黄疸はビリルビン処理能の低下、出血傾向は凝固因子の合成低下によります。女性化乳房やクモ状血管腫はエストロゲンの分解低下によるもので、いずれも肝細胞の機能低下が原因です。

選択肢の確認

1.黄疸:肝細胞機能低下による症候です。
2.痔核:門脈圧亢進による直腸静脈叢の拡張です。正答です。
3.出血傾向:凝固因子合成低下による症候です。
4.女性化乳房:エストロゲン分解低下による症候です。
5.クモ状血管腫:エストロゲン分解低下による症候です。

覚えるポイント

「門脈圧亢進=食道静脈瘤・痔核・腹壁静脈怒張・脾腫・腹水」「肝機能低下=黄疸・出血傾向・女性化乳房・クモ状血管腫・肝性脳症」。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する(medixmatch2025@gmail.com)までお知らせください。確認して修正します。

解いた記録を残して、苦手な問題をもう一度。

学習アプリなら、この問題の解答記録・メモ・暗記カード化を使えます。