第47回・2024年

47A076|第47回 救急救命士国家試験 過去問

肝硬変で合成能低下による所見はどれか。1つ選べ。

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正解2

正答

2.出血傾向

この問題のポイント

肝臓は血を固める凝固因子を作る臓器なので、その合成能が落ちると出血傾向になり、答えは2です。他の選択肢は解毒能の低下や門脈圧亢進によるものです。

解説

肝硬変の症候は3つのしくみに分けて考えます。
1つ目は合成能の低下で、凝固因子やアルブミンが作れなくなり、出血傾向や腹水が起こります。
肝臓はほとんどの凝固因子を作るため、肝硬変では凝固因子が不足します(血小板減少も加わります)。
2つ目は解毒能の低下で、アンモニアが処理できず肝性昏睡になります。
エストロゲン(女性ホルモン)も分解できず、女性化乳房やクモ状血管腫が出ます。
3つ目は門脈圧亢進で、食道静脈瘤や脾腫が起こります。

選択肢の確認

1.肝性昏睡:アンモニアの解毒能低下によるものです。
2.出血傾向:凝固因子の合成能低下によるものです。正答です。
3.女性化乳房:エストロゲンの分解能低下によるものです。
4.食道静脈瘤:門脈圧亢進によるものです。
5.クモ状血管腫:エストロゲンの分解能低下によるものです。

覚えるポイント

「合成能低下=出血傾向・低アルブミン(腹水・浮腫)」「解毒能低下=肝性脳症・女性化乳房・クモ状血管腫」「門脈圧亢進=食道静脈瘤・脾腫・痔核」。

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