47A075|第47回 救急救命士国家試験 過去問
四肢動脈の急性塞栓症の原因で最も多いのはどれか。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4.心房細動
この問題のポイント
四肢動脈の急性塞栓症の塞栓源として最も多いのは、心房細動によって左心房内にできた血栓です。
解説
心房細動では心房が有効に収縮せず、左心耳などに血液が滞って血栓が形成されます。血栓が剥がれて動脈系に流れると、脳(心原性脳塞栓症)や四肢の動脈(急性動脈塞栓症)、腸間膜動脈(腸管虚血)を閉塞します。四肢の急性動脈塞栓では突然の痛み・蒼白・脈拍消失・知覚異常・麻痺が起こります。脱水、妊娠、長期臥床は静脈血栓(深部静脈血栓症)の危険因子で、動脈塞栓の原因ではありません。外傷は動脈損傷の原因になりますが、塞栓症の原因としては稀です。
選択肢の確認
1.脱水:静脈血栓の危険因子です。
2.外傷:動脈損傷の原因ですが塞栓症としては稀です。
3.妊娠:静脈血栓の危険因子です。
4.心房細動:左房内血栓による動脈塞栓症の最多の原因です。正答です。
5.長期臥床:静脈血栓の危険因子です。
覚えるポイント
「動脈塞栓(脳・四肢・腸間膜)=心房細動の左房内血栓」「静脈血栓(肺塞栓)=脱水・妊娠・長期臥床」。