第49回・2026年
49A046|第49回 救急救命士国家試験 過去問
肺血栓塞栓症が突然の心停止を引き起こす機序はどれか。1つ選べ。
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正解5
正答
5.左心系前負荷の低下
この問題のポイント
肺の血管が詰まると左心臓に血液が届かなくなり、送り出す血液がなくなるから、答えは5の左心系前負荷の低下です。前負荷とは心臓に戻ってきて心室を満たす血液の量のことです。
解説
肺血栓塞栓症では血の塊が肺動脈を詰まらせます。
肺を通り抜ける血液が激減します。
右心室は血液を送り出せず、急に拡張して右心不全になります。
左心房・左心室には血液が届かず、左室の充満(前負荷)が失われます。
心拍出量が急減して血圧が急落し、無脈性電気活動(PEA)による心停止に至ります。
胸腔内圧の上昇は緊張性気胸、心拡張能の低下は心タンポナーデの機序です。
選択肢の確認
1.胸腔内圧の上昇:緊張性気胸の機序です。
2.心拡張能の低下:心タンポナーデの機序です。
3.静脈還流量の増加:肺塞栓では静脈還流は増えません。
4.体血管抵抗の増大:肺塞栓の心停止の機序ではありません。
5.左心系前負荷の低下:肺血流が途絶えて左心に血液が届かなくなる機序なので正答です。
覚えるポイント
「肺塞栓=肺血流途絶→左心の前負荷低下→心拍出量急減→PEA」。
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