46A052|第46回 救急救命士国家試験 過去問
三環系抗うつ薬による心停止の発症機序で多いのはどれか。1つ選べ。
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正解: 1
正答
1.不整脈
この問題のポイント
三環系抗うつ薬の中毒では、ナトリウムチャネル遮断作用により心臓の伝導障害(QRS幅の拡大)や致死性不整脈が起こり、これが心停止の主な機序です。
解説
三環系抗うつ薬は抗コリン作用とナトリウムチャネル遮断作用をもち、過量服用ではQRS幅の拡大、QT延長、心室頻拍・心室細動、高度の伝導障害を起こして心停止に至ります。加えて痙攣や低血圧、意識障害もみられます。電解質異常や肺血栓塞栓症、頭蓋内圧上昇、神経原性肺水腫は三環系抗うつ薬中毒の主な死因機序ではありません。
選択肢の確認
1.不整脈:ナトリウムチャネル遮断による致死性不整脈が心停止の主因です。正答です。
2.電解質異常:主な機序ではありません。
3.肺血栓塞栓症:関連はありません。
4.頭蓋内圧上昇:主な機序ではありません。
5.神経原性肺水腫:主な機序ではありません。
覚えるポイント
「三環系抗うつ薬中毒=QRS幅拡大・致死性不整脈・痙攣・抗コリン症状(散瞳・頻脈・皮膚乾燥)」。