46A072|第46回 救急救命士国家試験 過去問
高体温の発症機序として正しいのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5.体温調節機能の異常
この問題のポイント
高体温は体温調節中枢のセットポイントが上がる「発熱」とは異なり、熱の産生・放散のバランスが崩れて体温調節機能が破綻した状態です。熱中症や悪性症候群が代表です。
解説
発熱は感染などにより視床下部の体温設定値が上昇し、体が意図的に体温を上げる反応です。一方、高体温(うつ熱)は、暑熱環境や激しい運動で熱の産生が放散を上回り、体温調節機能が対応しきれずに体温が上昇する病態で、熱中症、悪性症候群、甲状腺クリーゼなどでみられます。発汗の増加や皮膚血管の拡張は熱を放散する反応で、高体温の機序ではありません。基礎代謝の低下は体温を下げる方向に働きます。
選択肢の確認
1.発汗の増加:熱放散の反応であり高体温の機序ではありません。
2.感染による炎症:セットポイントが上がる「発熱」の機序です。
3.基礎代謝の低下:体温は低下します。
4.皮膚血管の拡張:熱放散の反応です。
5.体温調節機能の異常:高体温の発症機序です。正答です。
覚えるポイント
「発熱=セットポイント上昇(感染・炎症)」「高体温=体温調節の破綻(熱中症・悪性症候群)」。高体温は解熱薬が効かず冷却が必要です。