第46回・2023年

46A062|第46回 救急救命士国家試験 過去問

突然に上腹部痛を発症し短時間でショックとなり得るのはどれか。1つ選べ。

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正解5

正答

5.急性心筋梗塞

この問題のポイント

突然の上腹部痛から短時間でショックになり得るのは急性心筋梗塞なので、答えは5です。下壁の心筋梗塞は胸ではなく上腹部の痛みとして出ることがあるからです。

解説

急性心筋梗塞、特に下壁梗塞では、心窩部痛や悪心・嘔吐で発症することがあります。心破裂、重い左室不全、致死性不整脈により、短時間でショックや心停止に至ります。急性肝炎、急性虫垂炎、虚血性腸炎、細菌性腸炎も腹痛の原因になります。しかし、これらが発症から短時間でショックになることは通常ありません。上腹部痛では腹部疾患だけでなく、心筋梗塞を必ず考えます。

選択肢の確認

1.急性肝炎:ゆっくり発症し、短時間でショックにはなりません。
2.急性虫垂炎:穿孔しても短時間でのショックは典型的ではありません。
3.虚血性腸炎:腹痛と血便が主体で、多くは保存的に軽快します。
4.細菌性腸炎:下痢・腹痛が主体で、急速なショックは典型的ではありません。
5.急性心筋梗塞:上腹部痛で発症し、急速にショックとなり得ます。正答です。

覚えるポイント

「上腹部痛+冷汗・ショック=心筋梗塞を除外」。腹痛でも12誘導心電図の観察が重要です。

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