46A062|第46回 救急救命士国家試験 過去問
突然に上腹部痛を発症し短時間でショックとなり得るのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5.急性心筋梗塞
この問題のポイント
上腹部痛を訴える傷病者では、腹部疾患だけでなく下壁の急性心筋梗塞を必ず考えます。突然の上腹部痛から短時間でショックとなる場合は心原性ショックの可能性があります。
解説
急性心筋梗塞、特に下壁梗塞では胸痛ではなく心窩部痛や悪心・嘔吐として発症することがあり、心破裂や重度の左室不全、致死性不整脈により短時間でショックや心停止に至ります。急性肝炎、急性虫垂炎、虚血性腸炎、細菌性腸炎は腹痛の原因になりますが、発症から短時間でショックとなることは通常ありません。
選択肢の確認
1.急性肝炎:緩徐に発症し短時間でショックにはなりません。
2.急性虫垂炎:穿孔しても短時間でのショックは典型的ではありません。
3.虚血性腸炎:腹痛と血便が主体で、多くは保存的に軽快します。
4.細菌性腸炎:下痢・腹痛が主体で急速なショックは典型的ではありません。
5.急性心筋梗塞:上腹部痛で発症し急速にショックとなり得ます。正答です。
覚えるポイント
「上腹部痛+冷汗・ショック=心筋梗塞を除外」。腹痛でも12誘導心電図の観察が重要です。