48D031|第48回 救急救命士国家試験 過去問
32歳の女性。妊娠36週。下腹部痛で動けなくなり、自ら救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍92/分、整。血圧122/72mmHg。SpO2値99%。すでに児頭が膣から出かかっており、救急隊到着と同時に児の全身が娩出された。児は元気に啼泣し、全身はピンク色で、四肢を活発に動かしている。臍帯を切断し、児の全身に付いた羊水を拭き取った。 次に行うべき対応はどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2.乾いたタオルで覆い、さらに救急アルミホイルで包む。
この問題のポイント
出生直後の新生児は体温を失いやすいため、羊水を拭き取った後、乾いたタオルで全身を覆い、その上から救急アルミホイル(保温シート)で包んで保温します。
解説
新生児は体表面積が大きく皮下脂肪が少ないため急速に体温が低下し、低体温は呼吸障害や低血糖の原因になります。羊水を拭き取ったら、皮膚に直接アルミホイルを当てるのではなく、まず乾いたタオルで包んで水分と熱の蒸散を防ぎ、その外側をアルミホイルで覆って熱の放散を防ぎます。濡れたタオルは気化熱で体温を奪うため使いません。裸のままアルミホイルで包むと皮膚が冷えたホイルに触れ、保温効果も不十分です。
選択肢の確認
1.裸のまま救急アルミホイルで包む:タオルで覆ってから包みます。
2.乾いたタオルで覆い、さらに救急アルミホイルで包む:正しい保温法です。正答です。
3.救急アルミホイルで包み、さらに乾いたタオルで覆う:順序が逆です。
4.お湯で濡らしてしぼったタオルで覆い、さらに救急アルミホイルで包む:濡れたタオルは体温を奪います。
5.救急アルミホイルで包み、さらにお湯で濡らしてしぼったタオルで覆う:不適切です。
覚えるポイント
「新生児の保温=羊水を拭く→乾いたタオル→アルミホイル、頭部も覆う、母親の胸で抱かせる」。