49D030|第49回 救急救命士国家試験 過去問
20歳の女性。腹痛と性器出血とを認め、本人が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数20/分。脈拍92/分、整。血圧120/60mmHg。3分毎の強い腹痛を訴え、腹部は膨隆している。本人は妊娠していることを認識しているが、一度も医療機関を受診していないとのことである。 本人からまず聴取すべき情報はどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4.最終月経
この問題のポイント
妊娠していることを認識しているが一度も受診していない女性の規則的な腹痛(3分ごとの陣痛様の痛み)と性器出血では、分娩が切迫している可能性があります。妊娠週数を推定するため、まず最終月経を聴取します。
解説
未受診妊婦では妊娠週数が不明で、最終月経から週数を推定することで、早産か正期産か、児の状態や必要な搬送先(周産期母子医療センターなど)を判断できます。3分ごとの規則的な腹痛は陣痛で、車内分娩の可能性も考えて準備します。喫煙や職業、手術歴、パートナーの有無も聴取項目ですが、緊急度と対応を決めるために最も優先すべき情報は妊娠週数(最終月経)です。
選択肢の確認
1.喫煙:優先度は低いです。
2.職業:優先度は低いです。
3.手術歴:既往帝王切開などは重要ですが最初に聴くべきは週数です。
4.最終月経:妊娠週数の推定に不可欠です。正答です。
5.パートナーの有無:優先度は低いです。
覚えるポイント
「妊婦の腹痛=最終月経(週数)・陣痛の間隔・破水・出血・胎動を聴取、未受診なら周産期センターへ」。