49D029|第49回 救急救命士国家試験 過去問
2歳の男児。数時間前から体を丸くして泣くことがあった。オムツを変えた際に写真のような便を認めたため、父親が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS2。呼吸数32/分。脈拍数160/分、整。血圧90/60mmHg。SpO2値98%(室内気)。胸部聴診では異常なし。 この病態に特徴的な症候はどれか。1つ選べ。

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正解: 4
正答
4.間欠的啼泣
この問題のポイント
2歳児が体を丸めて周期的に泣き、写真のような粘液と血液の混じったイチゴゼリー状の便を認める場合は腸重積症です。腸管の蠕動に合わせて痛みが強くなるため、間欠的に激しく泣く(間欠的啼泣)のが特徴です。
解説
腸重積症は腸管が肛門側の腸管に嵌入する疾患で、腹痛による間欠的啼泣、嘔吐、イチゴゼリー状の血便が三徴です。痛みが治まると一時的に落ち着き、また泣き出すことを繰り返します。顔面紅潮ではなく顔色不良、血性嘔吐は伴わず、陰嚢の変色は精巣捻転、鼠径部の膨隆は鼠径ヘルニアの所見です。腸管壊死を防ぐため早期に小児外科のある病院へ搬送します。
選択肢の確認
1.顔面紅潮:顔色不良になります。
2.血性嘔吐:腸重積の嘔吐は血性ではありません。
3.陰嚢の変色:精巣捻転の所見です。
4.間欠的啼泣:腸重積の特徴的な症候です。正答です。
5.鼠径部の膨隆:鼠径ヘルニアの所見です。
覚えるポイント
「乳幼児の間欠的啼泣+嘔吐+イチゴゼリー状便=腸重積症」。