48C009第48回 救急救命士国家試験 過去問

11歳の男児。学校で複数の友人に馬乗りをされて意識消失を認めたため教員が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS300。呼吸数24/分。脈拍100/分、整。血圧95/61mmHg。SpO2値98%。顔面の写真を示す。 この病態にみられる特徴的な観察所見はどれか。1つ選べ。

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正解: 4

正答

4.眼瞼結膜の点状出血

この問題のポイント

複数人に馬乗りにされて胸腹部が圧迫されると外傷性窒息を起こします。写真の顔面のうっ血と、眼瞼結膜や顔面の点状出血が特徴的な所見です。

解説

外傷性窒息は胸部の強い圧迫で静脈血が頭頸部へ逆流し、顔面・頸部・上胸部のうっ血、点状出血(溢血点)、眼球結膜の出血、意識障害を来します。圧迫が解除されれば回復することが多いですが、肺挫傷や肋骨骨折の合併に注意します。陥没呼吸は上気道狭窄、腹部膨満は腹腔内出血、頸部の索状痕は絞頸、鼻出血のダブルリングサインは頭蓋底骨折の髄液漏の所見です。

選択肢の確認

1.陥没呼吸:上気道狭窄の所見です。
2.腹部の膨満:腹腔内出血の所見です。
3.頸部の索状痕:絞頸の所見です。
4.眼瞼結膜の点状出血:外傷性窒息の特徴的所見です。正答です。
5.鼻出血のダブルリングサイン:髄液漏の所見です。

覚えるポイント

「胸部圧迫+顔面うっ血+眼瞼結膜点状出血=外傷性窒息」。

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