46A071|第46回 救急救命士国家試験 過去問
呼吸困難を訴える傷病者で緊急性の高い症候はどれか。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4.陥没呼吸
この問題のポイント
陥没呼吸は吸気時に鎖骨上窩や肋間、胸骨上窩が引き込まれる呼吸で、強い気道狭窄や呼吸努力の増大を示す緊急性の高い所見です。
解説
上気道の高度狭窄や重症の喘息発作では、強い吸気努力によって胸腔内が強く陰圧になり、軟らかい部分(鎖骨上窩・肋間・胸骨上窩・乳幼児では剣状突起部)が陥没します。これは呼吸不全が切迫しているサインです。咽頭痛や嚥下痛、頸部リンパ節腫脹は上気道感染でよくみられ、それだけでは緊急性は高くありません。呼気延長は下気道狭窄の所見ですが、陥没呼吸ほど切迫した所見ではありません。
選択肢の確認
1.咽頭痛:上気道炎で一般的な症状です。
2.嚥下痛:咽頭炎や扁桃炎でみられます。
3.呼気延長:下気道狭窄の所見ですが単独では緊急性は中等度です。
4.陥没呼吸:高度の気道狭窄・呼吸努力の増大を示し緊急性が高いです。正答です。
5.頸部リンパ節腫脹:感染に伴う所見で緊急性は低いです。
覚えるポイント
「陥没呼吸・シーソー呼吸・鼻翼呼吸・チアノーゼ・発声不能=呼吸不全が切迫」。