第46回・2023年
46A071|第46回 救急救命士国家試験 過去問
呼吸困難を訴える傷病者で緊急性の高い症候はどれか。1つ選べ。
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正解4
正答
4.陥没呼吸
この問題のポイント
陥没呼吸は緊急性の高い症候なので、答えは4です。強い気道狭窄や呼吸の努力が限界に近いことを示すからです。
解説
陥没呼吸は、吸うときに鎖骨上窩、肋間、胸骨上窩が引き込まれる呼吸です。上気道の高度な狭窄や重い喘息発作では、強く吸おうとして胸の中が強い陰圧になります。そのため軟らかい部分(乳幼児では剣状突起部も)がへこみます。これは呼吸不全が迫っているサインです。咽頭痛、嚥下痛、頸部リンパ節腫脹は上気道感染でよくみられ、それだけでは緊急性は高くありません。呼気延長は下気道狭窄の所見ですが、陥没呼吸ほど切迫した所見ではありません。
選択肢の確認
1.咽頭痛:上気道炎で一般的な症状です。
2.嚥下痛:咽頭炎や扁桃炎でみられます。
3.呼気延長:下気道狭窄の所見ですが、単独では緊急性は中等度です。
4.陥没呼吸:高度の気道狭窄・呼吸努力の増大を示し、緊急性が高いです。正答です。
5.頸部リンパ節腫脹:感染に伴う所見で、緊急性は低いです。
覚えるポイント
「陥没呼吸・シーソー呼吸・鼻翼呼吸・チアノーゼ・発声不能=呼吸不全が切迫」。
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