46A077第46回 救急救命士国家試験 過去問

急性大動脈解離におけるショックの原因として考えにくいのはどれか。1つ選べ。

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正解: 3

正答

3.肺血栓塞栓症

この問題のポイント

急性大動脈解離のショックは、大動脈破裂による大量出血、心膜腔への出血による心タンポナーデ、冠動脈の閉塞による心筋梗塞、大動脈弁への波及による大動脈弁閉鎖不全が原因です。肺血栓塞栓症は大動脈解離の合併症ではありません。

解説

大動脈解離では内膜の亀裂から血液が中膜に流れ込み、解離が広がります。上行大動脈に及ぶと、破裂による出血性ショック、心膜腔への出血による心タンポナーデ、冠動脈入口部の閉塞による急性心筋梗塞、大動脈弁輪の拡大による急性大動脈弁閉鎖不全を来し、いずれもショックの原因になります。肺血栓塞栓症は深部静脈血栓が肺動脈に詰まる別の疾患で、大動脈解離とは機序が異なります。

選択肢の確認

1.大量出血:大動脈破裂で起こります。
2.心筋梗塞:冠動脈の閉塞で起こります。
3.肺血栓塞栓症:大動脈解離の合併症ではありません。正答です。
4.心タンポナーデ:心膜腔への出血で起こります。
5.大動脈弁閉鎖不全症:解離が大動脈弁に及ぶと起こります。

覚えるポイント

「大動脈解離の致死的合併症=破裂・心タンポナーデ・心筋梗塞・大動脈弁閉鎖不全・脳虚血」。血圧の左右差と移動する激痛が手がかりです。

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