第49回・2026年

49A068|第49回 救急救命士国家試験 過去問

背部痛を訴える傷病者で大動脈疾患を疑う症候はどれか。1つ選べ。

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正解4

正答

4.移動性の激烈な痛みがある。

この問題のポイント

背中の痛みが移動しながら激しく続くなら大動脈解離を疑うから答えは4です。血管の裂け目が広がるにつれて痛む場所が動くのが理由です。

解説

急性大動脈解離は、大動脈の壁が裂けて血液が壁の中に入り込む病気です。
裂け目が進むと、痛みが胸から背中、腰へと移動します。
痛みは突然始まり、最初から「引き裂かれるような」最強の痛みです。
血圧の左右差や失神、片麻痺などの合併症を伴うことがあります。
前屈や安静で軽くなる痛みは筋骨格系の痛みです。
下肢を伸ばすと強まる痛みや片側下肢の帯状の痛みは神経根の痛みです。

選択肢の確認

1.前屈で痛みが改善する。:筋骨格系や心膜炎の特徴で、大動脈疾患ではありません。
2.安静時に痛みが軽減する。:大動脈解離の痛みは安静で軽減しません。
3.下肢伸展で痛みが増悪する。:椎間板ヘルニアなど神経根症状の特徴です。
4.移動性の激烈な痛みがある。:大動脈解離の特徴です。正答です。
5.片側下肢の帯状の痛みがある。:神経根症状の特徴で、大動脈疾患ではありません。

覚えるポイント

「背部痛で大動脈疾患を疑う=突然の移動する激痛・血圧左右差・神経症状」。

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