第47回・2024年
47A074|第47回 救急救命士国家試験 過去問
貧血の症候でないのはどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解5
正答
5.チアノーゼ
この問題のポイント
貧血ではチアノーゼが出にくいので、答えは5です。チアノーゼは酸素のついていないヘモグロビンが一定量以上ないと出ませんが、貧血ではそもそもヘモグロビンが少ないからです。
解説
チアノーゼは、毛細血管の還元ヘモグロビン(酸素と結合していないヘモグロビン)が5g/dL以上になると皮膚や粘膜が青紫にみえる現象です。
貧血ではヘモグロビンの総量が少ないため、還元ヘモグロビンもこの値に達しにくく、チアノーゼは目立ちません。
逆に多血症(ヘモグロビンが多い状態)では出やすくなります。
貧血では酸素を運ぶ力が落ちるので、それを補うために心拍数と心拍出量が増え、頻脈と動悸が起こります。
皮膚や眼瞼結膜は蒼白になり、脱力感や息切れを訴えます。
選択肢の確認
1.蒼白:ヘモグロビン減少による貧血の代表的な所見です。
2.頻脈:酸素運搬能の低下を補う代償反応です。
3.動悸:頻脈に伴う症状です。
4.脱力感:組織の酸素不足による症状です。
5.チアノーゼ:貧血では出現しにくく、貧血の症候ではありません。正答です。
覚えるポイント
「貧血=蒼白・頻脈・動悸・息切れ・脱力、チアノーゼは出にくい」「チアノーゼ=還元ヘモグロビン5g/dL以上」。
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