46A035|第46回 救急救命士国家試験 過去問
骨盤骨折に対する簡易固定法の効果を高めるために望ましい下肢の肢位はどれか。1つ選べ。
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正解: 1
正答
1.内旋位
この問題のポイント
骨盤骨折の簡易固定(骨盤固定具やシーツラッピング)では、両下肢を内旋位にして膝を縛ると、開いた骨盤輪が閉じる方向に働き、固定効果と止血効果が高まります。
解説
不安定型骨盤骨折では骨盤輪が開き(オープンブック型)、後腹膜への大量出血を来します。骨盤固定具を大転子の高さに巻き、両下肢を内旋位にして膝部を縛ることで、大腿骨頭を介して骨盤を内側へ押し、骨盤腔の容積を減らして出血を抑えます。外旋位や外転位は骨盤輪を開く方向に働くため不適切です。
選択肢の確認
1.内旋位:骨盤輪を閉じる方向に働き固定効果が高まります。正答です。
2.外旋位:骨盤輪を開く方向で不適切です。
3.回外位:下肢の肢位としては用いません。
4.外転位:骨盤輪が開き固定効果が下がります。
5.屈曲位:骨盤の固定効果を高める肢位ではありません。
覚えるポイント
「骨盤固定=大転子の高さ+両下肢内旋位で膝を縛る」。骨盤の動揺性確認は出血を助長するため1回限りか省略します。