第46回・2023年
46A035|第46回 救急救命士国家試験 過去問
骨盤骨折に対する簡易固定法の効果を高めるために望ましい下肢の肢位はどれか。1つ選べ。
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正解1
正答
1.内旋位
この問題のポイント
骨盤を固定するときは両脚を内旋位(つま先が内を向く向き)にするので答えは1です。内旋位で膝を縛ると、開いた骨盤の輪が閉じる方向に力がかかり、固定と止血の効果が高まります。
解説
不安定型の骨盤骨折では骨盤の輪が開き(オープンブック型)、後腹膜に大量出血します。
骨盤固定具は大転子(太ももの付け根の外側の出っ張り)の高さに巻きます。
両脚を内旋位にして膝を縛ると、大腿骨頭が骨盤を内側へ押します。
その結果、骨盤の中の容積が減って出血が抑えられます。
外旋位や外転位は骨盤の輪を開く方向に働くため不適切です。
選択肢の確認
1.内旋位:骨盤輪を閉じる方向に働き、固定効果が高まります。正答です。
2.外旋位:骨盤輪を開く方向で不適切です。
3.回外位:下肢の肢位としては用いません。
4.外転位:骨盤輪が開き固定効果が下がります。
5.屈曲位:骨盤の固定効果を高める肢位ではありません。
覚えるポイント
「骨盤固定=大転子の高さ+両下肢内旋位で膝を縛る」。
骨盤の動揺性の確認は出血を助長するため1回限りか省略します。
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