47A104|第47回 救急救命士国家試験 過去問
骨盤骨折について正しいのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5.垂直剪断型は不安定型骨折がある。
この問題のポイント
骨盤骨折は骨盤輪の安定性で分類され、垂直剪断型(高所墜落などで片側の骨盤が上方へずれる)は不安定型で大量出血を伴います。骨盤固定具は大転子の高さに装着します。
解説
骨盤骨折のうち、寛骨臼骨折は骨盤輪の連続性が保たれるため安定型に分類されます。骨盤輪骨折は側方圧迫型、前後圧迫型(オープンブック型)、垂直剪断型に分けられ、前後圧迫型の重度と垂直剪断型は不安定型で、後腹膜への大量出血を来します。出血は腹腔内ではなく後腹膜に貯留し、合併するのは尿管損傷ではなく尿道損傷や膀胱損傷です。骨盤固定具は腸骨稜ではなく大転子の高さに装着します。
選択肢の確認
1.腹腔内に出血を来しやすい:出血は主に後腹膜です。
2.尿管損傷を高頻度に合併する:合併しやすいのは尿道・膀胱損傷です。
3.骨盤固定具は腸骨稜に装着する:大転子の高さに装着します。
4.寛骨臼骨折は不安定型骨折である:骨盤輪が保たれ安定型です。
5.垂直剪断型は不安定型骨折がある:正しい記述です。正答です。
覚えるポイント
「不安定型骨盤骨折=前後圧迫型(重度)・垂直剪断型→後腹膜出血、尿道損傷、固定具は大転子」。