第49回・2026年
49A109|第49回 救急救命士国家試験 過去問
骨盤骨折が疑われる傷病者に全身固定を行う場合に適切なのはどれか。1つ選べ。
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正解1
正答
1.両下肢を内旋固定する。
この問題のポイント
骨盤骨折を疑うときは、両下肢を内旋位にして固定するので、答えは1です。内旋固定で開いた骨盤輪が閉じる方向に力がかかり、出血を抑えられるからです。
解説
骨盤骨折では骨盤の輪(骨盤輪)が開き、中の血管から大量に出血します。
両下肢を内旋(内側にねじる)させて膝を縛ると、大腿骨頭が骨盤を内側へ押し、骨盤輪が閉じます。
骨盤固定具(骨盤を締めるベルト)は積極的に併用します。
固定用ベルトは骨盤部も含めて締め、骨盤が動かないようにします。
ログロール(体を横に転がす方法)は骨盤が動いて出血が増えるので避けます。
背面観察はフラットリフト(水平に持ち上げる方法)で行います。
不安定性を確かめるために骨盤を揺らす触診は、出血を増やすので行いません。
選択肢の確認
1.両下肢を内旋固定する。:骨盤輪を閉じる方向に固定する適切な方法です。正答です。
2.ログロールで背面観察を行う。:骨盤が動いて出血が増えるので、フラットリフトで行います。
3.骨盤固定具の併用は回避する。:骨盤固定具は積極的に併用します。
4.固定用ベルトは骨盤部を避ける。:骨盤部も含めて固定します。
5.固定前に触診で不安定性を確認する。:骨盤を揺らす確認は出血を増やすので行いません。
覚えるポイント
「骨盤骨折の固定=下肢内旋・骨盤固定具・フラットリフト、動揺確認とログロールは禁止」。
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