46A084第46回 救急救命士国家試験 過去問

出血性ショックを来す病態はどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: 3

正答

3.異所性妊娠

この問題のポイント

異所性妊娠(子宮外妊娠)は卵管などに着床した妊娠が破裂して腹腔内に大量出血し、出血性ショックを来す産婦人科の緊急疾患です。

解説

異所性妊娠の多くは卵管妊娠で、妊娠6〜8週ごろに卵管が破裂すると腹腔内へ大量出血し、下腹部痛と出血性ショックを起こします。妊娠に気づいていない女性も多く、妊娠可能年齢の女性の下腹部痛・ショックでは必ず疑います。子癇は妊娠高血圧症候群に伴う痙攣、HELLP症候群は溶血・肝酵素上昇・血小板減少を来す合併症、切迫早産は早産の徴候であり、いずれも出血性ショックの直接の原因ではありません。

選択肢の確認

1.子癇:妊娠高血圧症候群に伴う痙攣発作です。
2.切迫早産:早産の切迫状態で出血性ショックの原因ではありません。
3.異所性妊娠:破裂により腹腔内出血から出血性ショックを来します。正答です。
4.HELLP症候群:溶血・肝機能障害・血小板減少が主体です。
5.妊娠高血圧症候群:高血圧が主体でショックの原因ではありません。

覚えるポイント

「妊娠可能年齢の女性の下腹部痛+ショック=異所性妊娠破裂を疑う」。最終月経の聴取が重要です。

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