46A105|第46回 救急救命士国家試験 過去問
外傷による出血性ショックで最も早くみられる症候はどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3.脈圧の狭小
この問題のポイント
出血性ショックの初期には、交感神経の代償により頻脈と末梢血管の収縮が起こり、拡張期血圧が上昇して脈圧が狭くなります。収縮期血圧の低下は代償が破綻してから現れる遅い所見です。
解説
循環血液量が15〜30%失われると、頻脈、皮膚の蒼白・冷汗、毛細血管再充満時間の延長とともに、末梢血管収縮による拡張期血圧の上昇で脈圧が狭小化します。収縮期血圧が明らかに低下するのは30〜40%以上の出血で、代償機構が限界に達した段階です。昏睡や喘ぎ様呼吸は末期の所見で、徐脈は出血性ショックの典型的所見ではありません(末期や神経原性ショックでみられます)。
選択肢の確認
1.徐脈:出血性ショックでは頻脈がみられます。
2.昏睡:高度のショックの末期にみられます。
3.脈圧の狭小:代償期に早期からみられます。正答です。
4.喘ぎ様呼吸:末期の所見です。
5.収縮期血圧の低下:代償が破綻した段階の遅い所見です。
覚えるポイント
「出血性ショックの早期サイン=頻脈・脈圧狭小・皮膚蒼白冷汗・CRT延長」「血圧低下は遅いサイン」。