48A028第48回 救急救命士国家試験 過去問

心肺機能停止傷病者へのアドレナリン投与時の変化について、心拍再開が期待できるのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2.心室細動で振幅が大きくなる。

この問題のポイント

アドレナリンは冠動脈の灌流圧を高めて心筋への血流を増やします。心室細動の振幅が小さいものから大きくなることは心筋の状態が改善したサインで、除細動が成功しやすく心拍再開が期待できます。

解説

微細な心室細動は心筋の虚血が進んだ状態で除細動に反応しにくく、アドレナリン投与や質の高い胸骨圧迫で冠灌流が改善すると粗い(振幅の大きい)心室細動に変わり、除細動の成功率が上がります。呼気二酸化炭素分圧は心拍出量が増えれば上昇するのであって減少は悪化のサイン、PEAでQRSの幅が広くなったり数が減ったりするのは心筋の状態が悪化している所見です。体温の低下も心拍再開とは関係ありません。

選択肢の確認

1.体温が低下する:心拍再開の指標ではありません。
2.心室細動で振幅が大きくなる:冠灌流の改善を示し心拍再開が期待できます。正答です。
3.呼気二酸化炭素分圧が減少する:血流の低下を示す悪化のサインです。
4.PEAでQRS波形の幅が広くなる:心筋の状態の悪化を示します。
5.PEAでQRS波形の数が減少する:徐脈化は悪化のサインです。

覚えるポイント

「微細VF→粗いVF=改善」「PETCO2の上昇=改善、PEAのQRS幅拡大・徐脈化=悪化」。

関連問題

48A02748A029
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)