46A042|第46回 救急救命士国家試験 過去問
脈拍触知可能な呼吸機能停止傷病者に対して実施可能な救急救命処置はどれか。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4.声門上気道デバイスを用いた気道確保
この問題のポイント
脈拍が触知できる呼吸機能停止(呼吸停止だが心停止ではない)傷病者には、心肺機能停止を対象とする特定行為(アドレナリン投与、気管挿管、乳酸リンゲル液による静脈路確保)は行えません。声門上気道デバイスによる気道確保は心肺機能停止でなくても実施できます。
解説
救急救命処置のうち、気管内チューブによる気道確保とアドレナリン投与(自己注射製剤を除く)は心肺機能停止状態の傷病者に限られます。乳酸リンゲル液を用いた静脈路確保・輸液は心肺機能停止例と、心肺機能停止前のショック・クラッシュ症候群が対象です。ブドウ糖溶液の投与は低血糖の傷病者が対象です。声門上気道デバイス(ラリンゲアルマスクなど)による気道確保は、医師の具体的指示のもと心肺機能停止でない呼吸停止傷病者にも実施できます。
選択肢の確認
1.アドレナリンの投与:心肺機能停止状態が対象で、脈拍がある傷病者には行えません。
2.ブドウ糖溶液の投与:血糖測定で低血糖と判断した傷病者が対象です。
3.気管内チューブによる気道確保:心肺機能停止状態のみが対象です。
4.声門上気道デバイスを用いた気道確保:呼吸機能停止傷病者に実施可能です。正答です。
5.乳酸リンゲル液を用いた静脈路確保および輸液:心肺機能停止、または心肺機能停止前のショック・クラッシュ症候群が対象です。
覚えるポイント
「気管挿管とアドレナリンは心肺機能停止のみ」「声門上気道デバイスは呼吸停止でも可」。特定行為の対象条件を処置ごとに整理します。