第46回・2023年

46A043|第46回 救急救命士国家試験 過去問

救急搬送が逼迫していない状況で、搬送先医療機関選定におけるオーバートリアージの弊害はどれか。1つ選べ。

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正解4

正答

4.高次医療機関の医療資源浪費

この問題のポイント

実際より重症と判断して高次医療機関へ運ぶ(オーバートリアージ)と、その病院の医療資源が無駄に使われるので答えは4です。傷病者の予後は守られますが、重症者のためのベッドや人員が軽症者に使われてしまいます。

解説

外傷などのトリアージでは、重症の見逃し(アンダートリアージ)を避けるため、ある程度のオーバートリアージは許されます。
しかし度が過ぎると、救命救急センターなどのベッドや人員を軽症者が占めてしまいます。
その結果、医療資源の浪費や、本当の重症者の受け入れ困難につながります。
搬送が逼迫していない状況では、活動時間の延伸や予後悪化、入院期間延長は主な弊害ではありません。
転院搬送が増えるのは、重症を軽症と判断するアンダートリアージの弊害です。

選択肢の確認

1.救急活動時間延伸:高次医療機関への搬送で時間が大きく延びることは主な弊害ではありません。
2.傷病者の予後悪化:オーバートリアージで予後は悪化しません。
3.傷病者の入院期間延長:直接の弊害ではありません。
4.高次医療機関の医療資源浪費:オーバートリアージの代表的な弊害です。正答です。
5.高次医療機関への転院搬送の増加:転院搬送が増えるのはアンダートリアージの弊害です。

覚えるポイント

「オーバートリアージ=資源の浪費」「アンダートリアージ=予後悪化・転院搬送の増加」。

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