49C006|第49回 救急救命士国家試験 過去問
60歳の女性。路上で倒れているところを通行人が発見し救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数12/分。脈拍84/分、不整。血圧140/80mmHg。SpO2値97%。顔面にゆがみを認める。簡単な指示には応じるが言葉が出ない。搬送医療機関に伝える情報としてさらに確認すべき症候はどれか。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4.バレー徴候
この問題のポイント
顔面のゆがみと失語を認める傷病者は脳卒中が疑われ、脳卒中スケール(CPSS)の3項目である顔面のゆがみ、上肢の麻痺(バレー徴候)、言語障害を確認して医療機関へ伝えます。
解説
本例は顔面麻痺と失語(指示には従えるが言葉が出ない運動性失語)があり、脳卒中の可能性が高い状態です。両上肢を挙げて片側が落下するバレー徴候を確認すれば上肢麻痺の有無がわかり、脳卒中の判断と血栓溶解療法・血栓回収療法の適応判断に役立ちます。項部硬直や対光反射、聴力、アキレス腱反射は脳卒中スケールの項目ではありません。
選択肢の確認
1.項部硬直:髄膜刺激症候で本例の優先項目ではありません。
2.対光反射:脳卒中スケールの項目ではありません。
3.聴力障害:項目ではありません。
4.バレー徴候:上肢麻痺の確認で脳卒中スケールの項目です。正答です。
5.アキレス腱反射:項目ではありません。
覚えるポイント
「CPSS=顔面のゆがみ・上肢挙上(バレー徴候)・言語障害」。