第49回・2026年

49C006|第49回 救急救命士国家試験 過去問

60歳の女性。路上で倒れているところを通行人が発見し救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数12/分。脈拍84/分、不整。血圧140/80mmHg。SpO2値97%。顔面にゆがみを認める。簡単な指示には応じるが言葉が出ない。搬送医療機関に伝える情報としてさらに確認すべき症候はどれか。1つ選べ。

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正解4

正答

4.バレー徴候

この問題のポイント

顔のゆがみと言葉が出ない症状から脳卒中が疑われるので、答えは4です。脳卒中スケール(CPSS)は「顔のゆがみ・腕の麻痺・言葉の異常」の3つを確認します。腕の麻痺を調べる方法がバレー徴候です。

解説

本例は顔面麻痺と失語(指示はわかるが言葉が出ない状態)があります。
これは脳卒中の可能性が高いサインです。
脳卒中を疑ったら、CPSSの3項目を確認して病院へ伝えます。
バレー徴候は両腕を前に挙げて、片側が落ちるかを見る検査です。
これで上肢の麻痺の有無がわかり、血栓溶解療法などの適応判断に役立ちます。
項部硬直や対光反射、聴力、アキレス腱反射はCPSSの項目ではありません。

選択肢の確認

1.項部硬直:髄膜炎などを疑う所見で、本例の優先項目ではありません。
2.対光反射:脳卒中スケールの項目ではありません。
3.聴力障害:脳卒中スケールの項目ではありません。
4.バレー徴候:上肢の麻痺を確認する脳卒中スケールの項目です。正答です。
5.アキレス腱反射:脳卒中スケールの項目ではありません。

覚えるポイント

「CPSS=顔面のゆがみ・上肢挙上(バレー徴候)・言語障害」。

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