第48回・2025年
48A095|第48回 救急救命士国家試験 過去問
肺胞死腔を生じる疾患はどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解5
正答
5.肺血栓塞栓症
この問題のポイント
肺胞死腔ができる病気は肺血栓塞栓症なので、答えは5です。肺の血管がつまり、空気は入るのに血流がない肺胞ができるからです。
解説
肺胞死腔とは、換気はされているのに血流がなく、ガス交換に役立たない肺胞のことです。換気血流比が極端に大きい状態です。肺血栓塞栓症では肺動脈が血栓でつまり、その先の肺胞は空気が入っても血液が来ません。この領域では吸った空気がCO2の排出に使われません。そのためPETCO2(呼気終末CO2)が低下し、動脈血との差が広がります。肺炎・無気肺・肺水腫は肺胞に空気が入らない病態で、血流はあるのに換気がないシャントが主体です。肺線維症は拡散障害が主体です。
選択肢の確認
1.肺炎:肺胞が炎症で満たされ、換気がない(シャント)病態です。
2.無気肺:肺胞が虚脱して換気がない病態です。
3.肺水腫:肺胞内の水分で換気・拡散が障害される病態です。
4.肺線維症:拡散障害が主体の病態です。
5.肺血栓塞栓症:血流のない肺胞(死腔)が生じます。正答です。
覚えるポイント
「死腔=換気あり血流なし(肺塞栓)」「シャント=血流あり換気なし(肺炎・無気肺)」。
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