49A035|第49回 救急救命士国家試験 過去問
PETCO2〈呼気終末二酸化炭素分圧〉とPaCO2〈動脈血二酸化炭素分圧〉の乖離が小さいのはどれか。1つ選べ。
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正解: 1
正答
1.過換気
この問題のポイント
PETCO2とPaCO2の差は肺胞死腔(換気されるが血流のない肺胞)が増えると大きくなります。過換気では死腔は増えないため乖離は小さく、心肺蘇生中や肺血栓塞栓症、COPD、喘息では死腔換気が増えて乖離が大きくなります。
解説
正常ではPETCO2はPaCO2より2〜5mmHg低いだけです。肺血栓塞栓症では血流のない肺胞が増え、心肺蘇生中は肺血流が乏しく、COPDや喘息では換気血流比の不均等が大きいため、PETCO2はPaCO2よりかなり低くなります。過換気症候群では肺も循環も正常なのでPETCO2は低値でもPaCO2との差は小さいままです。
選択肢の確認
1.過換気:肺と循環が正常で乖離は小さいです。正答です。
2.心肺蘇生中:肺血流が乏しく乖離が大きいです。
3.気管支喘息:換気血流不均等で乖離が大きいです。
4.肺血栓塞栓症:死腔増加で乖離が大きいです。
5.COPD(慢性閉塞性肺疾患):乖離が大きいです。
覚えるポイント
「PETCO2とPaCO2の乖離=死腔(肺塞栓・心停止・COPD・喘息)で拡大、過換気では小さい」。