第49回・2026年
49A052|第49回 救急救命士国家試験 過去問
心肺蘇生中のアドレナリン投与の主たる目的はどれか。1つ選べ。
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正解1
正答
1.冠血流を増加させる。
この問題のポイント
心肺蘇生中のアドレナリンは心臓への血流(冠血流)を増やすために使うから、答えは1です。末梢の血管を縮めて、圧迫で生まれた血流を心臓と脳に集めます。
解説
アドレナリンにはα作用(血管を縮める)とβ作用(心臓を刺激する)があります。
α1作用で末梢の血管が縮むと、大動脈の拡張期圧が上がります。
すると胸骨圧迫で生じた血流が脳と心臓に優先的に流れます。
冠灌流圧と脳灌流圧が高まり、心拍再開の可能性が上がります。
β作用は心筋の興奮性を高めますが、蘇生での主目的は冠血流の増加です。
不整脈の改善、気道分泌の減少、酸素消費の減少は目的ではありません。
選択肢の確認
1.冠血流を増加させる。:心肺蘇生中の投与の主目的なので正答です。
2.不整脈を改善させる。:目的ではなく、むしろ不整脈を誘発することもあります。
3.気道分泌を減少させる。:アドレナリン投与の目的ではありません。
4.末梢血管を拡張させる。:末梢血管はむしろ収縮させます。
5.酸素消費量を減少させる。:酸素消費量はむしろ増加します。
覚えるポイント
「CPR中のアドレナリン=α作用で末梢血管収縮→冠灌流・脳灌流の増加」。
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