49A085|第49回 救急救命士国家試験 過去問
分娩中の外陰部の図を示す。正常分娩において児頭が腟口から見えはじめた段階の児頭の向きで正しいのはどれか。1つ選べ。

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正解: 2
正答
2.B
この問題のポイント
正常な後頭位分娩では、児頭は後頭部を母体の恥骨側、顔面を母体の仙骨側(下方)に向けて腟口から現れます。腟口から見えはじめた児頭では小泉門が恥骨側(図の上)、大泉門が仙骨側(図の下)に位置し、矢状縫合が前後方向に走るBが正しい向きです。
解説
胎児は産道を下降する途中で回旋し、後頭部が母体の前方(恥骨側)を向く後頭位で娩出されます。このとき腟口から見える児頭の後方には小泉門(Y字型の縫合の合流点)があり、大泉門(菱形)は母体の仙骨側に隠れます。矢状縫合は母体の前後方向に一致します。Aは大泉門が恥骨側を向いた顔面が上を向く向き、C・Dは矢状縫合が横向きで回旋が完了していない向き、Eは大泉門が下で小泉門が上ですが縫合の向きが逆転しています。児頭が完全に娩出されると、児頭は母体の右または左を向くように回転(外回旋)します。
選択肢の確認
1.A:大泉門が恥骨側にあり、顔面が上を向く異常な向きです。
2.B:小泉門が恥骨側、大泉門が仙骨側で矢状縫合が前後方向の正常な向きです。正答です。
3.C:矢状縫合が横向きで、回旋が完了していない向きです。
4.D:矢状縫合が横向きの向きです。
5.E:正常分娩の娩出時の向きではありません。
覚えるポイント
「正常分娩(後頭位)=後頭部が恥骨側・顔面が下向き、腟口では小泉門が前(上)に見える」。