48A089第48回 救急救命士国家試験 過去問

分娩中の突然の呼吸困難と血圧低下とが典型的症候である疾患はどれか。1つ選べ。

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正解: 5

正答

5.羊水塞栓

この問題のポイント

羊水塞栓症は分娩中や分娩直後に羊水が母体の血流に入り、突然の呼吸困難、血圧低下、意識障害、DICを来す致死率の高い疾患です。

解説

羊水塞栓症は羊水成分が母体の肺循環に流入してアナフィラキシー様反応と肺血管の閉塞を起こし、分娩中に突然の呼吸困難とチアノーゼ、ショック、心停止、続いてDICによる大量出血を来します。弛緩出血は分娩後の持続性出血、子宮内反は胎盤娩出時の激痛とショック、子宮破裂は分娩中の激しい腹痛と胎児機能不全、前置胎盤は妊娠後期の無痛性出血が特徴です。

選択肢の確認

1.弛緩出血:分娩後の出血が主体で呼吸困難は伴いません。
2.子宮内反:激痛とショックが主体です。
3.子宮破裂:激しい腹痛が主体です。
4.前置胎盤:無痛性の性器出血が特徴です。
5.羊水塞栓:分娩中の突然の呼吸困難と血圧低下が典型です。正答です。

覚えるポイント

「分娩中の突然の呼吸困難+ショック+DIC=羊水塞栓症」。

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