第49回・2026年
49A119|第49回 救急救命士国家試験 過去問
偶発性低体温症の傷病者に対して、避けるべき処置はどれか。1つ選べ。
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正解3
正答
3.電気毛布による加温
この問題のポイント
偶発性低体温症で避けるべきなのは電気毛布による加温なので、答えは3です。体の表面を直接温めると、かえって深部体温が下がり、危険な不整脈を起こすからです。
解説
偶発性低体温症は、寒い環境で深部体温が35℃以下に下がった状態です。
手足を急に温めると、末梢の血管が広がり、冷たい血液が心臓へ戻ります。
その結果、深部体温がさらに下がります(後下降)。血圧も下がります。
冷えた心臓は刺激に弱く、心室細動などの致死性不整脈を起こしやすくなります。
電気毛布は熱傷の危険もあります。
現場では濡れた衣類を脱がせ、毛布で保温し、揺らさないよう愛護的に扱います。
心室細動に備えて除細動パッドを装着します。積極的な復温は医療機関で行います。
選択肢の確認
1.愛護的な体位変換:不整脈を防ぐため、適切な対応です。
2.毛布などによる保温:これ以上の熱の喪失を防ぐ適切な対応です。
3.電気毛布による加温:局所の直接加温は後下降や熱傷を招くため避けます。正答です。
4.除細動パッドの装着:心室細動に備える適切な対応です。
5.濡れている衣類の脱衣:体温の喪失を防ぐ適切な対応です。
覚えるポイント
「低体温症=脱衣・保温・愛護的・パッド装着、局所の直接加温とマッサージは禁止」。
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