第46回・2023年
46D036|第46回 救急救命士国家試験 過去問
35歳の男性。高所で作業中に墜落して受傷した。一緒に作業していた同僚が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍108/分、整。血圧125/75mmHg。体温36.9℃。SpO2値99%。下腿の変形があり骨端が創外に露出している。患部が動揺すると強い痛みを訴える。 この傷病者に対して適切な処置はどれか。1つ選べ。
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正解2
正答
2.患肢を固定する。
この問題のポイント
骨が外に出ている開放骨折なので答えは2です。創を清潔なガーゼで覆い、そのままの位置で患肢を固定します。骨を戻したり引っ張ったりしてはいけません。
解説
開放骨折(骨折した骨が皮膚を破って外に出ている状態)では、感染が最大の問題です。
露出した骨端を創内に戻すと、汚れを体内に持ち込むため行いません。
滅菌ガーゼで被覆したうえで副子(そえ木)で固定し、痛みと二次損傷を防ぎます。
牽引は神経や血管の損傷を悪化させる危険があります。
圧迫は活動性出血がある場合の止血に限ります。
患部を温めることに意味はありません。
固定の前後で末梢の脈拍・感覚・運動を確認します。
選択肢の確認
1.患部を温める。:意味がありません。
2.患肢を固定する。:開放骨折への適切な処置です。正答です。
3.患部を圧迫する。:活動性出血がなければ不要で、骨端への圧迫は損傷を広げます。
4.患肢を牽引する。:神経・血管損傷の危険があり行いません。
5.骨端を創内に戻す。:汚染を持ち込むため禁忌です。
覚えるポイント
「開放骨折=被覆+そのままの位置で固定、骨端は戻さない、牽引しない、末梢の循環・神経を確認」。
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