46D036第46回 救急救命士国家試験 過去問

35歳の男性。高所で作業中に墜落して受傷した。一緒に作業していた同僚が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識清明。呼吸数24/分。脈拍108/分、整。血圧125/75mmHg。体温36.9℃。SpO2値99%。下腿の変形があり骨端が創外に露出している。患部が動揺すると強い痛みを訴える。 この傷病者に対して適切な処置はどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2.患肢を固定する。

この問題のポイント

骨端が創外に露出した開放骨折では、創を清潔なガーゼで被覆し、動揺しないように患肢をそのままの位置で固定します。骨端を創内に戻したり、牽引したりしてはいけません。

解説

開放骨折では露出した骨や創からの感染が最大の問題です。露出した骨端を創内に戻すと汚染を体内に持ち込むため行わず、滅菌ガーゼで被覆したうえで副子で固定して痛みと二次損傷を防ぎます。牽引は神経・血管損傷を悪化させる危険があり、圧迫は活動性出血がある場合の止血に限ります。患部を温めることに意味はありません。固定の前後で末梢の脈拍・感覚・運動を確認します。

選択肢の確認

1.患部を温める:意味がありません。
2.患肢を固定する:開放骨折への適切な処置です。正答です。
3.患部を圧迫する:活動性出血がなければ不要で、骨端への圧迫は損傷を広げます。
4.患肢を牽引する:神経・血管損傷の危険があり行いません。
5.骨端を創内に戻す:汚染を持ち込むため禁忌です。

覚えるポイント

「開放骨折=被覆+そのままの位置で固定、骨端は戻さない、牽引しない、末梢の循環・神経を確認」。

関連問題

46D03546D038
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)