Y2021M10E2Q23第2021年10月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問

第二種労働生理消化器系

消化器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

膵臓の外分泌内分泌を区別します。十二指腸へ出る膵液には消化酵素が含まれ、血糖値を調節するホルモンは血液中へ分泌されます。

解説

三大栄養素は、そのままでは吸収しにくいため、消化管内で小さな成分に分解されます。糖質は主に単糖類、蛋白質はアミノ酸、脂肪は脂肪酸やグリセリンなどに分解され、小腸から吸収されます。無機塩やビタミン類は、消化酵素で分解されずに吸収されます。

膵臓には二つの分泌機能があります。外分泌では、糖質を分解する膵アミラーゼ、脂肪を分解する膵リパーゼ、蛋白質を分解する酵素などを含む膵液を膵管から十二指腸へ分泌します。内分泌では、インスリンやグルカゴンなどのホルモンを血液中へ分泌し、血糖値を調節します。

胃では、ペプシノーゲンが胃酸の作用を受けてペプシンとなり、蛋白質の消化に働きます。小腸の絨毛は表面積を広げ、栄養素を効率よく吸収できる構造です。

ひっかけポイント
「膵液」と「膵臓のホルモン」は分泌先が異なります。膵液は十二指腸へ、インスリンやグルカゴンは血液中へ分泌されます。

選択肢の確認

1.三大栄養素のうち糖質はブドウ糖などに、蛋白質はアミノ酸に、脂肪は脂肪酸とグリセリンに、酵素により分解されて吸収される。
記述としては正しい。
三大栄養素は消化酵素により吸収可能な小さな成分へ分解され、主に小腸から吸収されます。

2.無機塩及びビタミン類は、酵素による分解を受けないでそのまま吸収される。
記述としては正しい。
無機塩やビタミン類は、三大栄養素のような消化酵素による分解を必要とせずに吸収されます。

3.膵臓から十二指腸に分泌される膵液には、消化酵素は含まれていないが、血糖値を調節するホルモンが含まれている。
正答。記述としては誤り。
膵液には三大栄養素を消化する酵素が含まれます。一方、インスリンやグルカゴンなどの血糖調節ホルモンは、膵液ではなく血液中へ分泌されます。

4.ペプシノーゲンは、胃酸によってペプシンという消化酵素になり、蛋白質を分解する。
記述としては正しい。
胃腺から分泌されたペプシノーゲンは、胃内の酸性環境で活性化されてペプシンとなり、蛋白質を分解します。

5.小腸の表面は、ビロード状の 絨毛という小突起で覆われており、栄養素の吸収の効率を上げるために役立っている。
記述としては正しい。
多数の絨毛によって小腸の表面積が大きくなり、消化された栄養素を効率よく吸収できます。

この問題では「誤っているもの」を選ぶため、膵液と血糖調節ホルモンの内容を逆にした3が正答です。

覚えるポイント

  • 膵液は十二指腸へ分泌され、糖質、蛋白質、脂肪を消化する酵素を含む。
  • インスリンやグルカゴンは血液中へ分泌される。
  • ペプシンは胃で蛋白質を分解する。
  • 小腸の絨毛は吸収面積を大きくする。

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