119C61|第119回 医師国家試験 過去問
内科系循環器不整脈・ペースメーカー
診察中に患者は再び意識消失し、数秒後に回復した。意識消失時の心拍数は14/分、不整、血圧は90/56 mmHg、呼吸数は16/分、心電図モニターの波形を別に示す。その後家族に詳細な病歴聴取をしたところ、今回のような数秒間の意識消失を5回以上認めていたことが明らかになった。 次に行うべき治療はどれか。
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正解: b
正解
b 緊急ペーシング
解説
本症例では、意識消失を繰り返し、心拍数14/分の著明な徐脈を認めています。
このような状態は、高度房室ブロックや洞不全症候群などによる症候性徐脈を強く疑います。
すでに失神発作を反復しており、血圧低下も伴っているため、ただちに心拍を維持する治療が必要です。
この場合、次に行うべき治療は緊急ペーシングです。
各選択肢の整理
a 胸骨圧迫
心停止や無脈性状態で行います。
本症例では著明な徐脈ですが、脈拍はあります。b 緊急ペーシング
症候性高度徐脈に対する適切な治療です。
正解です。c リドカイン静注
主に心室性不整脈に用います。徐脈には適応がありません。d アドレナリン静注
心停止やアナフィラキシーで用います。
この症例で優先すべき根本治療はペーシングです。e カルディオバージョン
頻脈性不整脈に対する治療であり、徐脈には適しません。
覚えるポイント
失神を伴う高度徐脈では、
緊急ペーシングを速やかに考える。