107AM004|第107回 助産師国家試験 過去問
基礎体温表を以下に示す。黄体機能を推定できるのはどれか。

解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
黄体から分泌されるプロゲステロンには体温上昇作用があるため、排卵後の高温相の持続日数と安定性から黄体機能を推定します。図ではBです。
解説
実画像では、低温相が1〜14日頃まで続き、15日頃に体温が明瞭に上昇して29日頃まで高温相が持続しています。Bの矢印はこの高温相を示します。黄体機能が十分なら排卵後にプロゲステロンが分泌され、高温相が一定期間保たれます。高温相が短い、上昇が不十分、変動が大きい場合は黄体機能不全を疑う手掛かりになります。Aは観察周期全体、Cは卵胞期の低温相、Dは排卵前後の一過性低下・移行部を示しており、黄体機能をみる区間ではありません。
選択肢の確認
1.A:月経周期全体をまたぐ矢印で、黄体期だけの持続と体温を評価する区間ではありません。
2.B:排卵後に上昇した高温相の持続期間を示し、プロゲステロンによる黄体機能を推定できます。
3.C:排卵前の低温相で、主に卵胞期に相当し黄体機能の評価区間ではありません。
4.D:低温相から高温相へ移る排卵前後の短い区間で、黄体相全体の機能は推定できません。
覚えるポイント
基礎体温は「低温相=卵胞期、高温相=黄体期」。黄体機能は高温相の長さと安定性でみます。