107AM009第107回 助産師国家試験 過去問

Aさん(26歳、1回経産婦)は、妊娠38週5日に陣痛発来で入院した。身長152 cm。推定胎児体重は3,550 g。Leopold〈レオポルド〉触診法に続き、Seitz〈ザイツ〉法を用いて診察を行った。児頭と恥骨が同じ高さに触れた。このときの助産診断で適切なのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

Seitz法は、腹壁上から児頭前面と恥骨結合前面の高さを比較して児頭と骨盤入口の関係を評価します。同じ高さならSeitz法(±)です。

解説

児頭が恥骨より低く触れれば陰性、同じ高さなら(±)、児頭が恥骨より高く突出して触れれば陽性と判定します。本例は同じ高さなので(±)です。Seitz法は児頭骨盤不均衡を疑う手掛かりの一つですが、身長、推定胎児体重、この所見だけでCPDを確定できません。陣痛経過、児頭下降、内診所見、画像計測などを総合します。また、この触診だけから児頭最大通過面が骨盤入口を越えたことや、回旋が正常であることも判断できません。

選択肢の確認

1.児頭の最大通過面は骨盤入口部を超えている。:同じ高さという外診所見だけでは児頭の嵌入を確定できません。
2.児頭骨盤不均衡〈CPD〉である。:(±)所見と体格・推定体重だけでCPDを確定せず、分娩経過を含め総合評価します。
3.Seitz〈ザイツ〉法(±)である。:児頭と恥骨が同じ高さに触れる定義に一致します。
4.児頭の回旋は正常である。:Seitz法は児頭と骨盤入口の高さ関係をみる方法で、回旋評価ではありません。

覚えるポイント

Seitz法は「児頭が恥骨より低い=陰性、同高=±、高い=陽性」。単独でCPDを確定しません。

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