107AM010第107回 助産師国家試験 過去問

前置胎盤について正しいのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

前置胎盤の診断には、胎盤下縁と内子宮口の位置関係を安全かつ正確に評価できる経腟超音波検査を用います。内診は出血を誘発し得るため慎重です。

解説

経腟超音波は経腹超音波より内子宮口付近を明瞭に描出でき、前置胎盤・低置胎盤の確定に有用です。前置胎盤は中期に低位置でも子宮増大に伴い位置関係が変化することがあるため、妊娠中期の超音波で確認し、必要例を後期に再評価します。癒着胎盤の重要なリスク因子ですが全例の約半数に合併するわけではなく、帝王切開歴等でリスクが大きく変わります。子宮収縮抑制薬は収縮や出血、妊娠週数等を評価して選択し、診断だけで一律投与しません。

選択肢の確認

1.経腟超音波検査で診断を行う。:胎盤下縁と内子宮口を正確に評価できる標準的な診断方法です。
2.約半数は癒着胎盤を合併する。:癒着胎盤リスクは上がりますが、全前置胎盤の半数とする説明は過大です。
3.妊娠後期にスクリーニング検査を行う。:胎盤位置は妊娠中期の超音波でも評価し、低置例を後期に再確認します。
4.診断後は子宮収縮の有無に関わらず子宮収縮抑制薬を投与する。:収縮や出血がなければ一律投与せず、母胎児の状態で適応を判断します。

覚えるポイント

前置胎盤は経腟超音波で位置を確認します。出血時の不用意な内診を避け、癒着胎盤リスクと分娩・輸血体制を評価します。

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