107AM012|第107回 助産師国家試験 過去問
Aさん(43歳、初産婦、未婚)は産科外来を初めて受診し、妊娠16週0日と診断された。妊婦健康診査の結果に異常はない。「会社を経営していて忙しいです。自宅では75歳の母親の介護もしています。これからどうしたらよいのでしょうか」と話している。このときの助産師の対応で優先度が高いのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
初診が妊娠16週で、仕事・介護・未婚など複数の背景があり「これからどうしたら」と話しています。まず妊娠への受け止めと意思を確認し、本人中心の支援を始めます。
解説
Aさんが妊娠を喜んでいるのか、戸惑い・葛藤・不安があるのか、出産や養育をどう考えているのかを、評価せずに聴くことが優先です。その受け止めによって必要な情報と支援が大きく変わります。その後、高年初産に伴う医学的説明、健診継続、仕事の調整、母親の介護、出産後の支援者、経済・制度などを一緒に整理し、多職種へつなぎます。受診が遅れた理由を追及したり、健診頻度や胎児発育を一方向に説明したりする前に、本人の現在の思いを把握します。
選択肢の確認
1.受診が遅れた理由を確認する。:後で背景を確認する必要はありますが、責められた印象を与えず、まず妊娠への受け止めを聴きます。
2.妊婦健康診査の頻度を説明する。:継続受診の説明は必要でも、本人の意思と不安を把握する前の最優先ではありません。
3.在胎16週の胎児の発育を説明する。:情報提供だけでは「どうしたら」という心理社会的な相談へ応えられません。
4.妊娠をどのように受け止めているか確認する。:本人の意思と支援ニーズを明らかにする出発点として最も適切です。
覚えるポイント
予期しない可能性のある妊娠相談では「受け止め・意思・安全」を最初に確認し、その後に医療・生活・制度支援を個別化します。