107AM016|第107回 助産師国家試験 過去問
Aさん(32歳、2回経産婦)は妊娠30週0日。妊婦健康診査を受診したところ、胎児心拍が確認できず、子宮内胎児死亡と診断された。Aさんは突然のことで驚き、戸惑っており、落ち着かない様子であった。助産師の対応で優先度が高いのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
子宮内胎児死亡の告知直後は、強い衝撃と混乱の中にあります。まず安全で静かに過ごせる私的空間を確保し、急いで説明や選択を求めないことが優先です。
解説
Aさんは突然の診断で驚き、落ち着かない状態です。個室へ案内すれば、他の妊婦や新生児から離れ、泣く、沈黙する、家族へ連絡するなど本人の反応を守れます。助産師はそばにいて短く分かる言葉で状況を確認し、理解力が戻るのを待ちながら医師と説明を繰り返します。分娩方法、亡くなった児との面会・思い出づくり、セルフヘルプグループは重要ですが、急性の衝撃が強い今すぐ詳細説明や意思決定を求めず、本人のペースで後から提示します。
選択肢の確認
1.分娩の方法について説明する。:必要な説明ですが、強い衝撃下では理解・判断が難しく、まず落ち着ける環境を整えます。
2.セルフヘルプグループを紹介する。:継続的な悲嘆支援として有用でも、診断直後の最優先対応ではありません。
3.亡くなった子に何をしたいか尋ねる。:尊重すべき希望ですが、急性期にすぐ選択を求めず、情報と時間を提供して後に確認します。
4.プライバシーが保てる個室へ案内する。:感情を安全に表出し、家族と説明を受けられる環境確保として最優先です。
覚えるポイント
周産期喪失の直後は「静かな個室・そばにいる・急がせない」。情報と選択肢は繰り返し提示し、本人のペースを尊重します。