107AM026第107回 助産師国家試験 過去問

妊娠初期の使用で催奇形性が明らかである薬剤はどれか。

解答・解説を見る

正解: 5

正答

5

この問題のポイント

ワルファリンは胎盤を通過し、妊娠初期には鼻低形成や骨端の点状石灰化などを来すワルファリン胎芽病との関連が明らかです。

解説

薬剤の胎児影響は妊娠時期で異なります。器官形成期のワルファリン曝露は特徴的な奇形を生じ得るため、妊娠中の抗凝固では適応と母体リスクを専門的に検討し、一般に胎盤を通過しないヘパリン系薬剤が用いられます。インドメタシンは特に妊娠後期の胎児動脈管収縮・羊水減少が問題です。ヒドララジンやメトホルミンは臨床状況に応じ妊娠中にも使用され、妊娠初期の催奇形性が明らかな薬剤には当たりません。経口避妊薬の偶発的な妊娠初期服用も、ワルファリンのような確立した催奇形性を示しません。

選択肢の確認

1.インドメタシン:主な胎児リスクは妊娠後期の動脈管収縮などで、初期の明らかな催奇形薬として問う薬剤ではありません。
2.低用量経口避妊薬:妊娠判明後は中止しますが、偶発的服用で特定奇形が明確に増える薬剤ではありません。
3.ヒドララジン塩酸塩:妊娠高血圧の治療に用いられ得る薬剤で、明らかな初期催奇形性は示されていません。
4.メトホルミン塩酸塩:糖代謝異常に対して用いられ、初期の催奇形性が明らかな薬剤ではありません。
5.ワルファリンカリウム:胎盤を通過し、器官形成期曝露による特徴的胎芽病があるため正しいです。

覚えるポイント

ワルファリンは胎盤通過、ヘパリンは胎盤をほぼ通過しません。薬剤リスクは「どの薬か」に加えて「妊娠のどの時期か」で判断します。

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