107AM036第107回 助産師国家試験 過去問

産科危機的出血への対応指針に示されている産科危機的出血の定義に当てはまるのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 1・4

正答

1、4

この問題のポイント

産科危機的出血は、出血量の数字だけでなく、出血が持続していることと循環不全の程度を示すショックインデックス〈SI〉で緊急度を判断します。

解説

妊産婦は循環血液量が増えているため、血圧低下が明瞭になる前から大量出血が進行することがあります。SIは心拍数÷収縮期血圧で、1.5は高度の循環血液量減少を示し、産科危機的出血として輸血・止血・人員招集を急ぐ所見です。また出血が止まらず持続していること自体が危機的進行を示します。Hbは急性出血直後には希釈が完成せず、単独値だけで定義できません。産科DICスコア7点は選択肢で示された定義基準に達せず、経腟分娩後500 mLは産後出血の目安にはなっても、それだけで危機的出血とはいえません。

選択肢の確認

1.出血の持続:進行性の出血は循環破綻へ移行するため、定義・対応判断上の重要所見で正しいです。
2.Hb値6.8 g/dL:重度貧血を示しますが、急性産科出血の危機性をこの単独値で定義しません。
3.産科DICスコア7点:この点数は指針で示す産科DICの基準値に達しておらず、該当しません。
4.ショックインデックス1.5:著しい循環血液量減少を示す緊急値で、正しいです。
5.経腟分娩後24時間以内の出血量500 mL:産後出血の量的目安ですが、500 mLのみで産科危機的出血の定義にはなりません。

覚えるポイント

出血量の過小評価を避け、SI、出血速度・持続、意識、皮膚、尿量を統合します。SI 1.5なら緊急輸血・止血体制を直ちに作ります。

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