第107回・2024年

107PM017|第107回 助産師国家試験 過去問

Aさん(32歳、初産婦)は、双胎妊娠で、妊娠38週1日に帝王切開術で出産した。両児とも男児で、第1子2,590 g、第2子2,670 gで、出生後の経過は良好である。産褥6日、Aさんの乳汁分泌量は増えてきており、両児に直接授乳している。「退院後は夫と2人で育児をする予定ですが、育児に自信がありません」と助産師に話した。Aさんへの退院支援で正しいのはどれか。

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正解4

正答

4

この問題のポイント

多胎育児の退院支援では、実際の養育者が入院中から2人同時の授乳、抱き方、沐浴、寝かしつけを練習し、家庭での役割分担を具体化する。

解説

Aさんは母乳分泌が増え、両児へ直接授乳できている。退院後は夫との2人育児で、「自信がない」と訴えているため、夫が入院中に両児のケアをAさんと一緒に経験するのが最も実践的である。帰宅後の時間配分、同時に泣いた場合、休息の確保、外部支援先も確認する。育児不安だけを理由に人工乳へ変えたり、児を別々に退院させたりする必要はない。

選択肢の確認

1.児は1人ずつ順番に退院する。:両児とも経過良好で、医学的理由なく退院を分けると家族の負担が増える。
2.人工乳に変更することを勧める。:母乳分泌と直接授乳は良好であり、本人の希望を確認せず変更しない。
3.児それぞれの授乳のリズムに合わせた授乳を勧める。:個別性は大切だが、完全に別リズムにすると休息が失われるため同時授乳等も個別に検討する。
4.入院中に夫がAさんとともに両児の育児を経験できるようにする。:退院後の協働育児に直結し、両親の自己効力感を高める。

覚えるポイント

多胎の退院支援は「実際の養育者と同時に練習」「休息と役割分担」「地域の多胎支援」を入院中から準備する。

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