107PM027|第107回 助産師国家試験 過去問
褥婦に対するうっ滞性乳腺炎の説明で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
うっ滞性乳腺炎は乳汁の排出不良が中心で、乳房から効率良く乳汁を取り除くことが回復につながるため、原則として授乳は継続できる。
解説
乳汁うっ滞では乳房の一部に発赤、硬結、疼痛を認めるが、細菌感染が明らかでない段階である。児の吸着・吸啜が適切か確認し、乳房が過度に張らない頻度で授乳する。痛みが強いときは必要最小限の手絞りや適切な鎮痛、安静・水分を組み合わせる。強い深部マッサージは炎症と浮腫を悪化させ得るため避ける。高熱、症状増悪、改善しない場合は感染性乳腺炎や膿瘍を評価する。
選択肢の確認
1.産後5日ころに起こりやすい。:生理的な乳房緊満は産後早期にみられるが、うっ滞性乳腺炎の時期を産後5日に限定できない。
2.乳房の張りが少ない方から授乳する。:うっ滞した乳房から効果的に排乳できるよう、痛みと児の吸啜をみて個別に調整する。
3.乳房に疼痛があれば授乳の間隔をあける。:間隔を長くすると乳汁がさらに溜まり、うっ滞を悪化させる。
4.うっ滞性乳腺炎になっても、授乳は可能である。:乳汁排出は治療の中心で、通常授乳を継続する。
5.乳汁が溜まっているようであれば、自己マッサージをしない。:強いマッサージは避けるが、軽い圧迫や手絞りを含む適切な排乳は必要である。
覚えるポイント
うっ滞への基本は「授乳を止めない・吸着を修正・過度なマッサージは避ける」。全身症状と経過で感染を見極める。