107PM029|第107回 助産師国家試験 過去問
腟分泌物の鏡検によって診断できる病原体はどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 2・4
正答
2、4
この問題のポイント
腟分泌物の直接鏡検では、カンジダの出芽酵母・仮性菌糸と、運動するトリコモナス原虫を形態的に確認できる。
解説
カンジダ腟炎ではKOH法や生食標本で出芽酵母、仮性菌糸を確認する。トリコモナス腟炎では、新鮮な湿潤標本で鞭毛をもち活発に運動する原虫を観察する。一方、淋菌は女性の腟分泌物の鏡検だけでは感度・特異度が十分でなく、培養や核酸増幅検査を用いる。クラミジアも通常の光学鏡で腟分泌物から同定せず、NAATが中心である。梅毒は血清学的検査が基本となる。
選択肢の確認
1.淋菌:特に女性の腟分泌物鏡検だけでの確定は困難で、培養・NAATで診断する。
2.カンジダ:出芽酵母や仮性菌糸の特徴的な形態を鏡検で確認できる。
3.クラミジア:細胞内寄生性で通常の湿潤標本では同定できず、NAATを用いる。
4.トリコモナス:新鮮な生食標本で特徴的に運動する原虫を確認できる。
5.梅毒トレポネーマ:腟分泌物の通常鏡検で診断する対象ではなく、血清反応などで評価する。
覚えるポイント
鏡検で直接見やすいのは「カンジダの仮性菌糸」と「動くトリコモナス」。淋菌・クラミジアはNAAT等を併用する。