第107回・2024年
107PM031|第107回 助産師国家試験 過去問
妊娠中期に発症した妊娠糖尿病で母体の血糖値の管理が不十分である場合、妊娠後期に生じやすいのはどれか。2つ選べ。
解答・解説を見る
正解3・5
正答
3、5
この問題のポイント
妊娠中期以降の母体高血糖は胎児高インスリン血症を招き、胎児の過成長と胎児尿量の増加を介した羊水過多を起こしやすい。
解説
母体のブドウ糖は胎盤を通過するため、血糖管理が不十分だと胎児膵からのインスリン分泌が増える。インスリンは胎児の同化・成長を促し、巨大児の原因となる。また、胎児高血糖による浸透圧利尿で胎児尿が増え、羊水過多につながる。器官形成期の高血糖は形態異常と関連するが、本問は妊娠中期発症の妊娠糖尿病が妊娠後期に及ぼす影響を問うている。
選択肢の確認
1.胎児構造異常:主に器官形成期の高血糖と関連し、中期発症例で後期に新たに生じる代表的合併症ではない。
2.前置胎盤:胎盤の着床部位による病態であり、母体の血糖管理不良から生じるものではない。
3.羊水過多:胎児高血糖に伴う浸透圧利尿で胎児尿量が増えるため生じやすい。
4.過期産:血糖管理不良では母児合併症を考慮して分娩時期を検討し、過期産が特徴的に増えるわけではない。
5.巨大児:胎児高インスリン血症による脂肪蓄積と成長促進のため生じやすい。
覚えるポイント
妊娠後半の高血糖は「胎児高インスリン血症→巨大児」「胎児高血糖→多尿→羊水過多」と結び付ける。
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