107PM034|第107回 助産師国家試験 過去問
初診時の感染症スクリーニング検査で風疹抗体HI抗体価が256倍の妊婦へのその後の対応で正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 4・5
正答
4、5
この問題のポイント
風疹HI抗体価256倍という高値では、過去の免疫だけでなく最近の感染を鑑別するため、HI抗体価の再検と風疹IgM抗体検査を行う。
解説
単回のHI抗体高値だけでは、既往感染・ワクチンによる免疫か、妊娠前後の新しい感染かを判定できない。約2週間以上あけたペア血清でHI抗体価の有意な上昇があるかを確認し、IgM抗体を追加して感染時期を評価する。IgMは偽陽性や長期残存もあるため、結果、発疹・接触歴、妊娠週数を合わせて専門的に判断する。
選択肢の確認
1.アジスロマイシンの内服治療を行う。:風疹はウイルス感染であり、マクロライド系抗菌薬の治療対象ではない。
2.同居家族へのワクチン接種を勧める。:家族の免疫確認は一般的予防として重要だが、まず高抗体価の妊婦自身に最近の感染がないか評価する。
3.羊水検査で胎児の感染を確認する。:単回のHI高値だけで直ちに侵襲的羊水検査を行う段階ではない。
4.風疹抗体HI抗体価を再検査する。:ペア血清で抗体価の推移を確認し、最近の感染を鑑別する。
5.風疹IgM抗体価を検査する。:最近の感染を評価する補助検査として追加する。
覚えるポイント
妊婦の風疹HI高値は「再度HIで推移+IgM」。妊娠中に生ワクチンは接種せず、単一検査だけで感染時期を断定しない。