第108回・2025年

108AM013|第108回 助産師国家試験 過去問

サイトメガロウィルスの母子感染で正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解2

正答

2

この問題のポイント

先天性CMV感染は、生後3週間以内の新生児尿からCMV核酸を検出することで出生後感染と区別して診断する。

解説

CMVは妊婦の初感染だけでなく再活性化や再感染でも胎内感染を起こし得る。先天感染の確認には、生後21日以内の尿などからウイルス核酸を検出する。出生後3週間を過ぎると母乳などによる出生後感染との区別が難しくなる。国内の先天感染頻度は0.01%より高く、妊婦の抗体保有率はむしろ低下傾向とされる。感染児は出生時無症状でも遅発性難聴を生じ得るため聴覚・発達を長期フォローする。

選択肢の確認

1.発生頻度は0.01%程度である。:国内では0.01%程度より高い頻度でみられ、この数値は過小である。
2.新生児尿の核酸検査で診断する。:生後3週間以内の尿中CMV核酸検査は先天感染を確認する適切な方法である。
3.近年の妊婦の抗体保有率は上昇している。:妊婦の抗体保有率は近年上昇ではなく低下傾向が問題となっている。
4.妊娠以前に感染の既往がある妊婦では発生しない。:既感染妊婦でも再活性化・再感染による非初感染型の母子感染が起こり得る。

覚えるポイント

先天性CMVは『生後3週間以内の尿PCR等』。既感染でもゼロにはならず遅発性難聴に注意する。

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