108AM025|第108回 助産師国家試験 過去問
正常分娩にて出生し、完全母乳栄養中の健康な乳児において、生後1か月の腸内細菌叢で最も優位になるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
母乳中のヒトミルクオリゴ糖はビフィズス菌を選択的に増やし、完全母乳児の腸内で優位にする。
解説
出生後の腸内細菌叢は分娩様式、栄養法、抗菌薬、環境の影響を受ける。母乳栄養ではビフィズス菌が母乳オリゴ糖を利用して増殖し、乳酸・酢酸産生によって腸内を酸性に保ち、病原菌の定着を抑える。したがって健康な完全母乳栄養児の生後1か月ではビフィズス菌が最も優位となる。ブドウ球菌、連鎖球菌、大腸菌なども存在するが主たる優占菌ではなく、乳酸桿菌もビフィズス菌ほど優位ではない。
選択肢の確認
1.ビフィズス菌:母乳オリゴ糖を利用して増え、完全母乳児の腸内細菌叢で優位となる。
2.ブドウ球菌:皮膚・環境から定着し得るが、健康な母乳児の最優位菌ではない。
3.乳酸桿菌:有用菌ではあるが、完全母乳児で最も優位となる代表はビフィズス菌である。
4.連鎖球菌:口腔・腸管に存在するが、母乳児の優占菌を示す選択ではない。
5.大腸菌:出生直後に定着する通性嫌気性菌だが、生後1か月の母乳児で最優位ではない。
覚えるポイント
母乳+ヒトミルクオリゴ糖→ビフィズス菌優位→腸内酸性化と感染防御。