108AM031|第108回 助産師国家試験 過去問
早産児の脳室内出血で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
早産児の脳室内出血は脳室周囲の胚芽基質血管が脆弱な出生後早期、特に生後72時間以内に起こりやすい。
解説
在胎週数が短い児では胚芽基質の血管が未熟で、血圧・脳血流の変動、呼吸管理、低酸素などを契機に出血する。多くは生後72時間以内に発症するため、極早産児では経大泉門頭部超音波を反復して早期発見する。分娩外傷が約80%の原因ではなく、在胎34週以降より32週未満でリスクが高い。急性期診断にはベッドサイドで行える超音波が有用で、MRIは安定後の白質障害等の詳細評価に用いる。低体温療法は主に正期産近くの低酸素性虚血性脳症が対象である。
選択肢の確認
1.低体温療法の適応である。:治療的低体温の主対象は正期産近くの低酸素性虚血性脳症で、早産児IVHの治療ではない。
2.生後72時間以内に起こりやすい。:脆弱な胚芽基質血管から出生後早期、特に72時間以内に発症しやすい。
3.約80%が分娩時外傷によって起こる。:主因は未熟な脳血管と脳血流変動で、約80%を分娩外傷とはしない。
4.在胎34週以降の出生児に起こりやすい。:在胎週数が短いほど多く、34週以降に起こりやすいという関係は逆である。
5.急性期の診断には頭部MRI検査が有用である。:急性期スクリーニングは頭部超音波が第一選択で、MRIを最初に行うわけではない。
覚えるポイント
早産児IVHは『32週未満・生後72時間以内・経大泉門超音波』。脳血流を安定させる。