109PM016|第109回 助産師国家試験 過去問
産褥3日のAさん(39歳、経産婦)に退院後の生活指導をしていた助産師は、面会に来た第1子(3歳、女児)の服装の汚れとシャツの襟元から背中の内出血斑に気付き、虐待を疑った。助産師が情報を提供する先として適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
児童虐待を疑う所見を発見した医療者は、確証を待たず居住地の市町村や児童相談所へ情報提供・通告します。
解説
3歳児の衣服の著しい汚れと背部の内出血斑は、養育上の問題や身体的虐待を疑う所見です。児童虐待防止法上、虐待を受けたと思われる児童を発見した者は速やかに市町村、福祉事務所または児童相談所へ通告します。本人や家族へ真偽を問い詰めたり、確定診断まで待ったりしません。児の安全を評価し、院内の虐待対応チームと連携しながら、Aさんの居住地の市町村へ情報提供します。
選択肢の確認
1.Aさんの居住地の産後ケアセンター:産後ケアセンターは母子支援資源ですが、児童虐待疑いの正式な通告・情報提供先ではありません。
2.第1子のかかりつけの医療機関:かかりつけ医との連携は有用でも、自治体等への通告に代わる第一の情報提供先ではありません。
3.Aさんの居住地の市町村:居住地の市町村は児童虐待通告を受けて安全確認と支援を調整する適切な窓口です。
4.第1子が通う保育所:保育所と情報共有する場合はありますが、疑いを発見した助産師がまず通告する法定窓口ではありません。
覚えるポイント
虐待は「疑いで通告できる」。市町村・福祉事務所・児童相談所へ速やかにつなぎます。