108PM004第108回 助産師国家試験 過去問

卵巣過剰刺激症候群について正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

卵巣過刺激症候群は排卵誘発に伴う医原性の合併症で、hCG刺激を契機に血管透過性が高まります。

解説

多数の卵胞が発育した状態でhCGを投与すると、血管内皮増殖因子などを介して血管透過性が上昇します。血管内の水分が腹腔や胸腔へ移動し、卵巣腫大、腹水、体重増加、血液濃縮、尿量減少を来します。重症では血栓塞栓症や呼吸障害に注意します。原因はプロゲステロン単独の上昇ではなく、hCGと過剰に刺激された卵巣の反応です。

選択肢の確認

1.出血傾向となる。:血液濃縮と凝固亢進によって血栓リスクが高まるため、出血傾向が主となる病態ではありません。
2.血管透過性が低下する。:血管透過性は低下ではなく上昇し、水分が血管外へ移動することが腹水と血液濃縮の原因です。
3.プロゲステロンの上昇によって発症する。:プロゲステロン上昇そのものではなく、過剰卵胞に対するhCG刺激が主要な発症契機です。
4.hCG〈ヒト絨毛性ゴナドトロピン〉製剤の投与が発症の契機となる。:排卵誘発や黄体支持に用いるhCG製剤は卵巣からの因子放出を強め、発症の契機となります。

覚えるポイント

卵巣過刺激症候群は「hCG→透過性上昇→血管外漏出→腹水・血液濃縮」の流れで整理します。

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